自分らしく余裕のある育児をするために
自分らしく余裕のある育児をしてほしい
これは私が後ケアサービスを提供するうえで最も大切にしている考えです。
どんなママに 家族に なりたいですか?
誰しも赤ちゃんを産んだなら、自分が自分らしくありながら、赤ちゃんを愛情いっぱに満たしてあげられる。そんなママになりたいと思っていると思います。
ところが…
これって赤ちゃんを産んだなら、当たり前にできるかといったら実はそうではないんです。母親の愛情って無尽蔵に湧いてくるものではないんですよね。
ではどうやったら湧いてくるのでしょうか?
このお話はイメージをとても大切にしてもらいたいので
できれば静かな環境でお1人でゆっくりできる場所で読んでみてくだされば嬉しいです。
あなたは「器」。となりに赤ちゃんという小さな「器」。
では…
「ビーカー」をイメージしてください。
あ、ビーカーってわかりますか?計量カップでもいいんですが(笑)
透明なガラスのコップに注ぎ口がついているアレですね。
あなたは‘ビーカー‘という「器」です。
中には<愛情>という名の水がゆらいでいます。
そしてあなたの隣には赤ちゃんという小さな器‘が置かれています。
あなたは隣の小さな器に<愛情>という名の水を注ぎこみたい。
さあ、どうしますか?
…
自分をちょっと頑張って傾ける?
…
確かにちょっと頑張って傾ければ、最初は隣の小さな器に水は注ぎこまれますね。ではちょっとの傾きでは注ぎ込めなくなったら?
…
もっと頑張って傾ける?
…
それではもっと頑張って傾けた状態でも注ぎ込めなくなったら?どうでしょう。
…
もっともっと…????
…
これ以上傾きが大きくなってしまうと、水を注ぎこむ前に器は倒れてしまうのではないでしょうか?
イメージできましたでしょうか。そう、これではいけないのです。頑張って自分を傾ける方法ではいつか自分が倒れます。ではどうしたらいいのでしょうか。
周りのたくさんの人たちから水を注ぎこんでもらう。これが産後に必要なケアであり、サポート
自分を傾けずに、隣の器へ水を注ぎこむ方法。答えは簡単です。
あなたという器に、周りのたくさんの人たちから水を注ぎこんでもらうのです。
これならどうですか。あなたが傾く必要がありますか?
あなたという器に注がれる水がなければ、水は蒸発して枯渇していきます。枯渇した状態で隣の小さな器に水を注ぎ込みたいと思ったら、自分がどんどん倒れていかないといけない。傾きが大きくなってしまえば、いつか倒れます。
そうではなく。自分の器に、沢山の人たちのコップから溢れるほどの水が注ぎこまれる環境を作るのです。
自分は傾くことなく自分は芯を保ったまま。溢れるように隣の小さな器へ水を注ぎこむことができますよね?これが、自分らしく余裕がありながら赤ちゃんに<愛情>を注ぎ込める秘訣なのです。
そしてこれこそが、出産後のお母さんに必要な産後ケアだと思うのです。
周りからの水の中身は‘愛情‘と‘サポート‘
「愛情」と「サポート」。これが産後のお母さんを満たします。お母さんは満たされることで、自分の軸を保ち自分らしくいられます。
そして自分らしくありながら、横にいる小さな赤ちゃんに水が湧き出るように、溢れるように愛情を注ぎ込めるのですね。
自分が傾くことなく自分らしくあることで、自分だけでなく、赤ちゃんだけでなく、周りの方も幸せになります。
自分が自分らしくあることで、自分だけでなく、赤ちゃんだけでなく、みんなが幸せになります。とくにパートナーですね。
いくら大事なパートナーと言えど、傾いている人を支えるのは大変です。
今はマタニティブルーならぬパタニティブルーや、イクメンブルーなんて言葉も聞かれるようになってきました。傾きかけているママを支えることに必死になったパパも傾いてしまったりするのです。
だけど、自分らしくいられてさらに赤ちゃんを満たすことができている。そんなあなただったなら、パートナーはあなたを誇りに思うでしょう。あなたを尊敬し、さらに大きな愛であなたを包み込んでくれるに違いありません。
みんなが豊かに幸せになれる循環を生み出す。このお手伝いをするのが私の産後ケアだと思っています。
ママ1人で頑張らなくていい。パパと二人きりで頑張らなくていい。それが私たち専門家による産後ケアです。
母乳はあくまでこのいい循環を生み出すために、私ができるサポートの方法の一つ。母乳がすべてではないのです。
皆が豊かに幸せになるための産後ケア、これを提供している私の育児が楽になるための方法のひとつなのですね。
私は自分が持てる全ての方法を使って出産後のお母さんが満たされ赤ちゃんを満たせるようになる。そんな産後ケアを提供していきたいと思っています^^
最後に…
すべての妊婦さんはたくさんの手を揃えてください。
自分に‘愛情‘と‘サポート‘を注ぎ込んでくれる人を揃えてくださいね。
足りないと感じている部分は、自分が傾かずすむように補っていきましょうね。
自分を大切にすること、自分を整え満たすこと
それが自分だけでなく赤ちゃんもパートナーも、皆が豊かに幸せになれる方法だということ
どんなに忙しくても、これを忘れずにいきましょう。
愛をこめて
佐々木美香