母乳で育てたいけど母乳が出るのか不安に思われている妊婦さん・産後のお母さんへ
赤ちゃんが産まれたら母乳で育てたいけど母乳が出るのか不安 そんな不安を持つ妊婦さんは多いです。
また、出産してみて実際に、母乳がなかなか出ないと焦っていらっしゃる産後のお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
母乳育児に多いお悩み
私のところには、出産後このようなお悩みをお持ちになりご相談される方が多いです。
相談内容
- 赤ちゃんに母乳を吸ってもらえなかったが、佐々木さんと一緒に授乳の練習をしたら吸ってくれるようになり母乳も増えた。
- 自分は母乳が出ないと思っていたが、佐々木さんに母乳マッサージをしてもらい母乳が飛ぶように出るのを見て自信が持てた。
- これでいいのか育児に自信が持てなかったが、佐々木さんに話を聞いてもらい悩みが解決されただけでなく、育児が楽しくなった。
私は今までに、のべ2000人以上のママと赤ちゃんの母乳と育児に向き合ってお悩みを解決してきました。
妊娠中から準備しておくともっと早く安心できただろうな、と思えることが多いです
私のところにいらっしゃるのは、ご出産後の方がほとんどです。私を見つけてくださって悩みが解決して良かったなぁと思います。
でも、私を見つけてくださるまでの間、何日も何週間も、場合によっては何か月も悩んでいらしたかと思うと、妊娠中に知って、準備しておいて頂ければこんなに悩むこともなかっただろうなぁ…と切なくもなります。
ぜひ、妊娠中から母乳のことを学び、出産後、母乳のことで、育児のことで困らないようにしていきたいですね。
おっぱいで赤ちゃんを育てるためには、出産後、十分に心と身体を休めることができる環境が必要です
赤ちゃんをおっぱいで育てるということは、昼も夜も関係なく、赤ちゃんに求められたら求められるだけおっぱいを吸わせるということです。おっぱいは、お母さんの身体を削ってつくられるもの。
お母さんの身体に十分にたくわえがあって、出産後十分に心がリラックスできて、身体を回復させることができてはじめて、昼も夜も赤ちゃんにおっぱいを十分にあげることができるのです。
出産後は心がリラックスできて、赤ちゃんのこと以外は何もせず休める生活を、少なくとも産後1か月はしましょう。可能ならば、2か月くらいはその生活でもよいと思います。
そしてその生活の必要性を、お母さんと赤ちゃんを支える周りの方も十分に理解して、協力しなければいけません。そのためにはどこで、誰と一緒に過ごすのが一番よさそうですか?
妊娠中にしっかりと考えて、手が足りないならば産後ケアに滞在したり、自宅では産後のヘルパー制度を利用するなど、準備をしておきましょう。
赤ちゃんはお腹の中で一生懸命おっぱいを吸う練習をしています
赤ちゃんはお腹の中にいる時から、お母さんのおっぱいを吸う練習を毎日しています。
産まれたらすぐにおっぱいを上手に吸えるように。
では、お母さんになるあなたは、赤ちゃんが産まれたらすぐにおっぱいを上手にあげられるように準備をしていますか?練習していますか?
おっぱいは、赤ちゃんとお母さんの二人三脚です。
二人の息が合わないと難しいのです。
赤ちゃんとの生活はもう始まっています。赤ちゃんの気持ちが分かって、赤ちゃんと息を合わせられるように。妊娠中から、ママになる第一歩を一緒に踏み出していきましょう。
ご出産後の方で母乳の出が悪い・痛い・詰まるとお悩みの方へ
出産後すぐからはじまる「母乳(おっぱい)」ですが、想像以上に難しいとお感じになっていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。
赤ちゃんが欲するがままに、赤ちゃんを満たしてあげられるようになりたい。それが母乳ならなおよい。そうお感じになっていらっしゃるのであれば、ぜひ急いでご相談ください。お母さんの身体、母乳は本当に不思議で、赤ちゃんが吸わなければどんどん作られなくなっていきます。「いつかなんとかなる」ものではないのです。
赤ちゃんがおっぱいを吸ってくれないとお困りであれば、できるだけ早くご相談ください
母乳は赤ちゃんが吸う刺激により、産生されます。つまり、赤ちゃんが吸ってくれなければ母乳はつくられなくなっていきます。
赤ちゃんがおっぱいを吸わない原因はいくつか考えられますが、一番多い原因は、ミルクをあげるための哺乳瓶に慣れてしまって、お母さんのおっぱいの吸い方が分からなくなって「混乱して」いること。
この混乱は、できるだけ早いうちに取り除いてあげないといけません。赤ちゃんがぼんやりしたタイミングで授乳してみたり、抱っこの授乳が難しければ添い乳なども効果的です。
また、赤ちゃんが上手に吸ってくれるようになるまでの間、母乳の分泌を維持するため、搾乳や母乳マッサージを定期的にしておくのも良いでしょう。
赤ちゃんに吸わせると痛みを感じる方は間違った吸わせ方をしていることも多いです
乳首はとてもデリケートな場所で、初めの頃は赤ちゃんが吸う刺激で少々痛みを感じることがあります(妊娠中からお手入れしていると痛みは減少します)。しかし、いつまでも痛いというのはおそらく吸わせる場所を間違えている可能性が高いです。
吸わせる場所を間違えている場合は、せっかく母乳が出ていても赤ちゃんが効率的に飲めないだけでなく、母乳が詰まる原因ともなります。赤ちゃんがおっぱいを吸って痛みを感じる場合は早めにご相談くださいね。
痛みはない、赤ちゃんがたくさん母乳を飲めるようになる、詰まりにくくなる。いいことだらけですよ。
母乳の出が悪いとお感じになる方は母乳マッサージを受けてみてください
母乳の出が悪いとお感じになる場合、考えられる原因はいくつかあります。その原因の一つが、十分に乳管(母乳が出る穴)が開いていないことです。生まれたばかりの赤ちゃんは精一杯おっぱいを吸いますけれども、閉じている乳管をいきなり全部開くほどには力強くありません。
閉じている乳管を開いてあげるのが母乳マッサージ。助産師の手により、赤ちゃんが吸いだすようにマッサージをしますので痛みはありません。心地よくウトウト眠ってしまう方も多いです。閉じていた乳管が開いたら、噴水のようにおっぱいが飛び出します。
おっぱいを吸わせようとするとのけぞって泣く…赤ちゃんは本当に「嫌がっている」のでしょうか?
「赤ちゃんにおっぱいを吸わせようとするとのけぞって嫌がったり、泣いてしまうのです。どうしたらよいでしょうか?」
このようなご相談はとても多いです。
生まれてすぐの赤ちゃんは、任司中也出産の時に何らかの負荷があり、身体に緊張を抱えていることがあります。そのため、授乳の姿勢が辛いことがあるのです。
その場合は、無理に赤ちゃんをおっぱいに近づけようとしても、赤ちゃんからすると姿勢が辛いので泣くばかりです。「おっぱいを近づけると身体を反らして泣く」「右は吸えるけど左は泣いてしまい吸えない」などはこれが原因かもしれません。
赤ちゃんの身体の緊張が原因でしたら、まずはその緊張を取り除いてあげることで、身体がふんわりと柔らかくなり、お母さんの身体ににぴったりとくっつく授乳の姿勢が楽になります。結果、赤ちゃんがおっぱいを吸えるようになるのです。
また、吸わせ方や抱き方も重要です。赤ちゃんの身体の緊張がほぐれ柔らかくなった後、助産師と一緒に抱き方、授乳の姿勢を確認しましょうね。
「母乳」が主役ではありません。育児はお母さんと赤ちゃんが主役。心と身体の健康が一番大切です。
赤ちゃんを母乳で育てたいという気持ちは自然なものです。
けれど、お母さんの身体や心のしんどさ、赤ちゃん側の理由、いろいろな理由が絡み合い、なかなか思ったようにうまくいかないこともあるのがおっぱい。その時に、「母乳」にこだわりすぎてしまうと、お母さんも赤ちゃんもしんどくなりすぎてしまうかもしれません。
私は、赤ちゃんにおっぱいをあげたい、と思うお母さんを応援していますが、お母さんと赤ちゃんの心と身体がしんどくなりすぎないようにしてほしい思っています。母乳が主役ではないからです。お母さんと赤ちゃんが主役なのです。
お母さんと赤ちゃんが幸せになることが私の願いです。母乳にこだわるのではなく、お母さんと赤ちゃんがハッピーに過ごせる方法にこだわりたいと思っています。それは必ずしも母乳だけをあげることとイコールではないかもしれません。
完全母乳であれ、混合栄養であれ、完全ミルクであれ、赤ちゃんが満たされ、お母さんの身体と心が調い、元気いっぱい育児が楽しめるのであれば、それは素晴らしいことです。
母乳が詰まりやすくお困りの方へ
母乳が出はじめますと、おっぱいが詰まってしまう方は多いです。これも色々原因があるのですが、一度でしたら母乳マッサージだけで十分です。しかし、詰まる原因を根本から解決しないと何度も繰り返してしまいます。
母乳が詰まる原因の多くが、赤ちゃんへの吸わせ方、赤ちゃんの吸い方にあります。母乳マッサージで詰まりをとるだけでなくこの根本を解決することで、詰まりにくいおっぱいにすることができますし、自らセルフケアが可能になります。
大丈夫。解決できます!
当院では、母乳で育てたいお母さんのために、以下のサービスをご提供しています。ぜひお気軽にご相談くださいね。
産んだ後に困りたくない妊婦さんのための無料メールレッスン
授乳(お母さんのおっぱいを赤ちゃんに吸わせること)は、赤ちゃんを産んだらすぐに始まります。ですから妊娠中からしっかりと準備しておくことが大切。産まれてくる赤ちゃんのために妊娠中から準備しておいてほしいことは、こちらの無料メールレッスンで学べます。
産む前に母乳の準備をしておきたい妊婦さんのためのオンライン個別レクチャー
妊娠中からしておいた方がいいことを個別にレクチャーしています。お悩み事もお気軽にご相談ください。
赤ちゃんが産まれたらすぐ相談できる訪問母乳マッサージ・母乳相談
赤ちゃんが産まれて生後1か月までが母乳には大切!でも、生後1か月までは外出が難しいです。訪問ならお家に助産師がお伺い。ゆっくりと赤ちゃんとお待ちいただくだけで、助産院のサービスが受けられます。
最後に…
一人でも多くのお母さんの、母乳にまつわるお困りごと・悩みが解決でき、母乳育児をより幸せに、楽しんでいただけるようお手伝いしたいと思っています。